伝票レス会計による経理業務改善

伝票の発行をやめて経理業務をスリム化しましょう。

伝票レス会計とパソコン会計

まずはじめに、パソコン会計と伝票レス会計の関係から説明いたします。

伝票レス会計の導入にはパソコン会計の導入が前提となります。

また、パソコン会計の効果を最大限に引き出すためには、伝票レス会計の導入が有効です。

伝票の役割と保存について

伝票は証憑に記載された取引内容を記録した書類です。

 

証憑とは取引の事実を証明する根拠となる書類のことを言います。

具体的には、請求書、領収証、預金通帳、当座照合表、小切手や手形のミミ、給与台帳、借入金返済予定表などがあげられます。

 

伝票を作成する大きな目的は総勘定元帳の作成です。

 

総勘定元帳が作成されてしまえば、伝票の役割は限られます。

 

まずは、取引のチェック(検印)です。経営者が伝票を検印することで、毎日の取引のチェックができます。

次に、過去の取引を調べる必要が生じた場合に、保存されている伝票が役立ちます。

また、税務署が保存を要求する仕訳帳の要件に、伝票が適しているということもあげられます。

したがって、これらの三つの目的のために、伝票(仕訳帳)を保存する必要があるのです。

伝票レス会計の目的

伝票レス会計の目的は、ペーパーレス化ではありません。

伝票レス会計の本質は、経理事務の軽減と経営のスピード化にあります。

 

伝票を作成する作業は実は省略できます。

その理由は、伝票の作成が証憑の内容を転記していることにすぎないからです。

 

そこで、伝票の作成はやめて、証憑から会計ソフトに直接入力します。

入力が完了したら会計ソフトの伝票出力(仕訳帳出力)の機能を活用し、伝票(仕訳帳)を出力します。

出力した伝票(仕訳帳)は保存しておきましょう。

これが伝票レス会計の流れです。

 

こうすることで、伝票を作成する時間と手間が削減でき、会計処理のスピード化が実現し、迅速な経営判断が可能になります。

伝票レス会計の具体的な導入方法

証憑から直接会計データの入力を行うには、少しだけ工夫が必要です。

 

会計ソフトに入力する項目のうち、証憑に記載されていない内容を証憑の余白に記載しておくことです。

 

具体的には、証憑の余白に取引内容や勘定科目などを書きこみ、入力作業がスムーズに進むように準備をします。

接待交際費の場合には、接待交際の相手先の会社名、担当者名、参加人数なども記載しておきます。

 

入力項目をイメージして、証憑に入力に必要な部分を記載しておくと、会計データの入力作業が伝票なしでも滞りなく進みます。

 

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