家業として税理士事務所を営んでいる場合、つまり親子、ご夫婦、兄弟で経営している事務所です。
税理士が二人以上存在すれば法人化することも可能ですから、税理士法人としての看板を掲げていることもあります。
概ね高度成長期からバブル景気の時期に開業して、長く歴史を持っています。
ですから、固定客が多いのが特徴です。
規模としては人員が10〜20人程度が多いと思います。
参考までに、1人の税理士が指導できる職員の数は10人程度が限界だと私は推測しています。
このような事務所の場合、業務運営の方法が二つ考えられます。
一つは担当制を採用して、職員に顧客を担当させる方法です。先ほどの独立系の大手税理士法人と同じ運営方法です。
もう一つの運営方法は、所長先生が全顧客を巡回して、職員は事務に徹するという方法です。